大森靖子さん
大森さんのライブに行ってきた。
ライブに行くのは4回目。毎回泣いてしまう。きれいにツーっと涙が流れるとかじゃなくて、顔を歪めて鼻水をすすりながら。友達にこの話をすると、「なんで??」と聞かれる。なんでだろう。
私が泣いてしまうのは、大森さんが
「みんなと同じじゃなくても大丈夫だよ」
「あなたの人生は誰がなんと言おうと美しいよ」
というメッセージを送ってくれているように思うからだろう。
自分の人生を肯定できず、特技はなく、自分といえばこれ!ってものもない、他人にどう思われるか気にしてばかりで、がんばらなきゃ普通のことすらできない私にとって、大森さんの言葉とか態度とか作品は、救いなのだ。
“こんな自分で親に申し訳ない”とか“周りを嫌な気持ちにさせてしまう”とか、日常的に抱えている罪悪感的なものを、やさしく包み込んでくれて、
「そういう罪悪感をもってるところも含めて、君のこといいなって思うよ。がんばってきたこともがんばれなかったことも、君が歩んできた道ぜんぶ尊いよ。」
というように、まるっと全肯定してくれる。これってすごいことだと思う。
あくまで個人的な解釈ですけど。
そして、こんなにも歌詞がグサグサ刺さってくるのは、耳当たりの良い言葉の組み合わせではなく、大森さんが身をもって感じたこと、考えたことの結晶を、大森さん自身の言葉で伝えてくれるからだろう。ライブでは言葉だけでなく、表情や動きなど、全身で表現してくれる。
これだからライブに行くのもCD買うのもやめられない。
もっといろいろ書きたいけど今日はこのへんで終わりにします。ちなみに今頭の中で流れてるのは、新アルバム『クソカワPARTY』よりVOIDです。「笑わなくっても余裕で天使さ」という歌詞がだいすきです。