考えたこと,感じたことを書きます。あと日記。

2019/1/2

 

年明け。

あまり寒くないということもあり、12月という実感がないまま12月が終わったな、という感じだ。年が明けるワクワクもソワソワもない。いつもこんな感じだったかな。こんな感じだったような気もするな。3年くらい前まで、世間が浮かれてるのが何となく気に入らなくてイライラしがちだったのは覚えてる。今思えばあのイライラは、前の正月から1年経ってしまった、という焦りでもあったのかもしれない。

 

今年の大晦日は、実家の自分の部屋を掃除していた。

掃除というか、小学生のときの成績表とか、卒業するときクラスメイトに書いてもらった色紙とか、友達と交換してた手紙を読み返して捨てた。自分の実感としては、自我が芽生えたのは最近で、それまでは自分の思考や感情をもたない謎の生命体として生きていた。と思っていたのだけど、担任や友達から自分に向けられたものには、「感受性が豊か」「明るく元気」「笑顔に癒される」という言葉があり、変な気分になった。もちろん実際にそういうふうに評価されていたのかはわからないが、なんというか、私が私になる前も、私は生きていたんだなと思った。しかもその私を、私は知らない、覚えてない。自分とは無関係の人物みたいに思う。その人に関わったことがある人の記憶が消えてくれないかなと思う。忌々しい、気持ち悪い、リセットしたい。そんな気持ちになるから、思い出を愛せないのだ。思い出したくもない、あの頃はよかったなあとか思えない。そりゃそうだよ、周りから見える自分にとらわれて、他人も自分も見えてなくて、誰かを傷つけることだって平気で言ったし。自分は主人公だからがんばらなくてもすごいんだって思いたくて何もがんばれなくて、他人を見下すことでしか自分を守れなかったな。

なんてことを思い出して、なんだかすっきりしないまま年を越した。家族ですき焼きを食べたり紅白を見るのは楽しかった。Perfumeがエレクトロワールドを歌ったときはなんか泣きそうになった。星野源を2回も見ることができて嬉しかった。椎名林檎宮本浩次はすごくすごくかっこよかった。

元日は古本屋で小説を3冊買った。そのうちの1冊はすでに読み終わって、感想がまだまとまらないけど、好きなお話だった。満足。大きい本屋さんに行くと読書欲がわいてくる。でもすぐに冷めて積読が増えてしまうので、手に入れた本は一週間以内に読みきるというマイルールをつくろうかな、と思った。気持ちが冷めないうちに。

 

そんな感じ。明日は親戚の家にいったり友達と会ったりする。